六六（ろくろく）

30年前に長明（ちょうめい）らが創立したパフォーマンス都市。

巨大なイベントスペースを抱える中央広場を中心に、

放射状に一番街～十二番街と区分けされている。

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南北東西に存在する大通りは、民の主要な交流の場であり、

日夜パフォーマーたちがひしめく。

各街をつなぐ環状線の中ですら彼らにとってはステージ。

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民は皆思い思いの場所に稽古場を構え、

時に観る側、時に観せる側と立場を変え日々を暮らし、

都市中の至るところでパフォーマンスが催されている。

 

民には個人の住民IDが与えられ、役場でそれなりに管理されている様子。​

都市内外の行き来は自由だが、

民の大半は都市外を「そと」と呼び区別している。

さらにこの30年で、

「そと」から移り住んだ者と、六六で生まれ育った者、

という意識も民の間に根付き始めているようで…。

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一番街：役場

二番街：雛と鶏（けい）の家

三番街：アクション集団・デイジーの稽古場、平和公園

七番街：ダンスグループ・LOOKMEの稽古場​